「グレードを落とす」VS「量を減らす」 あなたはどっち派?

今回参考にしたのは、日本生活協同組合連合会が組合員を対象にした調査。まずは物価高騰による生活の変化から見ていこう。

結果は、「食品や日用品をより安いところで買うようになった」と回答した人が56.7%と最多。「無駄や廃棄が出ないように、計画的に食品や日用品を買うようになった」が47.6%、「外出する機会が減った」が43.1%と続く。物価高騰によって節約志向が強まったという声もあるが、それを裏付けるような回答が多く寄せられた。

日本生活協同組合連合会 「2024年度 全国生協組合員意識調査」

年齢別の特徴も見ていきたい。調査によれば、「購入する食品や日用品のグレードを落とした」「大容量などお得な商品を買うようになった」は20代・30代の若年層で回答率が高かった。

日本生活協同組合連合会 「2024年度 全国生協組合員意識調査」

一方で「食品や日用品を購入する量が減った」「水道光熱費を節約するようになった」と回答した人は50代~80代以上の中・高齢層で多く見られた。節約と一口にいっても、購入する量を変えずに質を落とすのか、購入する量自体を減らすのかで分かれるだろうが、年代によって節約の仕方に違いがあるようだ。