5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)から50代の回答を見ていきましょう。「老後における生活資金源」について、まずは単身者の回答からです。
※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)
単身者が考える老後の生活資金源、公的年金に次いで多いのは?
1位 公的年金 59.3%
2位 就業による収入 51.1%
3位 企業年金、個人年金、保険金 27.0%
4位 金融資産の取り崩し 26.0%
5位 国や市町村などからの公的援助 13.3%
50代単身者が予想する老後の生活資金源1位は「公的年金」で59.3%となりました。50代の多くが老後の生活資金源のベースとなるのはやはり公的年金だと考えているようです。
2位は「就業による収入」で51.1%と半数を超える回答が寄せられました。今や定年後の再雇用や定年延長は珍しいことではない時代です。現役の頃のようにフルタイムで働かなくても、時短勤務やパート・アルバイトなど勤務形態を変えて働き続けたい。そんな考えの人が多いのかもしれません。
3位は「企業年金、個人年金、保険金」で27%、4位は「金融資産の取り崩し」26%と続きます。