二人以上世帯、国からの援助はあまり頼りにせず
次に二人以上世帯の回答を見ていきましょう。
1位 公的年金 65.2%
2位 就業による収入 57.6%
3位 企業年金、個人年金、保険金 34.7%
4位 金融資産の取り崩し 25.7%
5位 利子配当所得 7.5%
50代の二人以上世帯が考える老後の生活資金源1位は「公的年金」で約65%、2位は「就業による収入」で約58%、3位は「企業年金、個人年金、保険金」で約35%でした。
上位3位は単身者と同じ順位ですが、いずれも6~8%ほど高い水準です。逆に単身者で約12%だった「国や市町村などからの公的援助」は約5%に低下しています。
万が一に備えて、生活資金源の多角化を図ろう
50代が予想する老後の生活資金源では、公的年金を最も頼りにしていることがわかりました。公的年金で足りない生活費は老後資金から取り崩すことになりますが、万が一に備えてなるべく温存しておきたいもの。就業や利子配当所得、不動産収入など、調査内容を参考に老後資金源の多角化を図ってみてはいかがでしょう。
<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会) 調査時期/令和5年6月23日~7月5日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査