<前編のあらすじ>
離婚後、実家に戻った山田良子さん(仮名・43歳)には小学生と幼稚園の2人の男の子がいます。
実家の両親は子育てに協力的で、比較的落ち着いた生活を過ごせていました。そんなある日、子どもが「お父さんが欲しい」と言い出します。
子どもが大きくなれば、新しいお父さんに馴染めなく心配もあります。子どものためにも山田さんは早く再婚に踏み出すべきではないかと考え始めます。
●前編:「早いうちに再婚した方がいいのかも」離婚から1年…44歳シングルマザーに婚活を決意させた息子の一言
母親が再婚を反対
そこでまず、両親に相談をしました。賛成してくれると思っていましたが、蓋を開けてみると大反対! 「2人の孫を連れて出て行くことは駄目!」と言い張るのです。
「寂しいから」が一番の理由でした。山田さんが「近くに住んで遊びに来るわよ」と言っても、受け入れません。むしろ、子供がいじめられたらどうするの、実の親子でもうまくいかないこともあるのだから心配だ」と。これはもっともな心配です。孫や娘のことが可愛いからこその心配ごとなのでしょう。
また山田さんは子どもがいて再婚になります。44歳では男性の方が初婚の人もいるでしょう。それに再婚となっても、子どもがいない人は子どもがいる山田さんを再婚相手に選ぶかどうかという問題も出てきます。お母さんは、孫がいなくなる寂しさもありますが、実は山田さんの状況を考えた時、相手が見つかるかも心配をしていたのです。