不正利用対策に「本人認証サービス」も高齢層への普及には課題

最後に不正利用対策としてみなさんどんなことに取り組んでいるのでしょうか。調査結果では「カード明細の確認」と回答した人が66%と断トツで最多。次いで「利用通知サービスの登録」が42.8%でした。いずれも年齢が高いほど割合も高くなる傾向があります。

最近はカード決済時に、カード情報に加えてデバイス情報やワンタイムパスワードなどEMV 3-Dセキュアと呼ばれる本人認証サービスを組み合わせることで安全性を高める仕組みも登場。カード会社でも導入するところが出てきているようです。調査でも、「EMV3-Dセキュアの登録」を対策として挙げた人が24.8%と一定数存在。しかし年齢別では「60代以上」で16.3%にとどまるなど、高齢層への普及に課題がありそうです。

 
出所:Cacco「クレカ不正利用における消費者実態調査」調べ

調査概要 調査主体:かっこ株式会社 調査名:クレカ不正利用における消費者実態調査 調査対象:ネットショッピング利用者でクレジットカード不正利用被害にあったことがある全国20歳以上の男女400人 調査実施期間:2024年9月