85%の企業が、定年後再雇用制度を用意
「定年後も働きたい」と考える人に対して、企業側はどのように対応しているのでしょうか。
同調査では、定年後再雇用制度についてもアンケートを実施。すると約85%が「設けている」と回答しました。
定年を伸ばし、学びの機会を用意して、さらに定年後再雇用制度を用意する……こうした状況から見えてくるのが、企業の「もっとシニア世代に働いてもらいたい」という姿勢です。
労働人口の先細りが懸念される日本。シニア世代には、実務の中で培ってきた技術や知識があります。“即戦力”としての活躍が期待できるシニア世代を、企業側が重視している様子がうかがえます。
「老後、年金だけだと不安」と考える人も多いはず。ましてや物価高が続き、生活費は膨らむ一方。「働けるうちは働きたい」「長く働いて、不安なく暮らしたい」と考える人も増えることでしょう。
法改正により、長く働ける状況は整ってきています。自分は何歳まで働きたいのか、働くべきなのか。資産形成の計画とあわせて、早いうちから考えておくのが良さそうです。
《調査概要》 シニア社員のキャリア施策に関するアンケート調査 調査期間:2024年4月15日〜2024年5月31日 集計期間:2024年6月1日~2024年9月5日 対象者:人事部門担当者 有効回答:74社