アズビル(本社/東京都、業種/化学)

副社長を筆頭にグループ企業型年金制度運営委員会を設置。DC導入グループ各社の人事・財務・組合の責任者がDC制度運営について確認。委員会議事録を人事部HPで公開、経営会議を通じ上層部、労働組合を通じ組合員に報告、情報を共有。幅広く情報収集し、商品をラインナップ。加入者に最適か否かを厳密にモニタリングしている。

伊藤忠商事(本社/東京都、業種/商社)

DC制度運営について担当役員含む人事部門で四半期ごとにDC制度モニタリング会議を実施。加入者の運用環境整備にフォーカスし、行動経済学の知見に基づき商品ラインナップの選考基準を策定、見直し。同一カテゴリー内の重複商品の減少等、 商品特性が分かりやすくなり教育効果も相まって元本確保商品の選択割合が減少、加入者の利回りも上昇。

沖電気工業 (本社/東京都、業種/電気機器) 

グループでDC制度運営モニタリングを実行できる体制整備として、DB(確定給付企業年金)の資産運用委員会にDCパートを追加設置。商品ラインナップのポリシーと具体的な商品評価基準を策定し、評価、報告、見直しを実施。運営管理機関の評価・対話も毎年実行している。

オムロン(本社/京都府、業種/電気機器) 

最高人事責任者(CHRO)をトップとする経営と労働組合の責任者にDC制度運営上の重点項目について年2回報告を行う体制を整備。同規約参加のグループ企業統括人事部長とグループ労組連合会の執行部が参加するDC労使専門委員会を年2回開催、報告と改善議論を実施。 運営管理機関の業務評価も毎年実施、パートナーとして目的・目標を共有、対話。

DCエクセレントカンパニーとは、企業型DC導入企業の従業員である加入者本位の健全な制度の発展に寄与することを目的に、優れた事業主を毎年表彰している。DCエクセレントカンパニー表彰制度は厚生労働省の後援を受けており、受賞企業はすなわち「社員目線の制度運営をしている」、ひいては「人への投資」を熱心に行っている企業だということが証明される。これからの人材採用、育成に1つのアドバンテージとなる表彰制度といえよう。

来年のDCエクセレントカンパニーは2025年1月末から募集予定だ。

<第13回日本DCフォーラム概要>
日時:2024年7月19日
主催:特定非営利活動法人 確定拠出年金教育協会
後援:厚生労働省、企業年金連合会、株式会社東京証券取引所(株式会社日本取引所グループ)、一般社団法人 投資信託協会
協賛:ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社、ラッセル・インベストメント株式会社、キャピタル・インターナショナル株式会社、三菱UFJアセットマネジメント株式会社、一般社団法人 不動産証券化協会、ブラックロック・ジャパン株式会社

<2024年度DCエクセレントカンパニー受賞企業>
継続教育部門:伊藤園、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、日本メドトロニック、富士フイルム、登利平(特別賞)
ガバナンス部門:アズビル、伊藤忠商事、沖電気工業、オムロン