「休日の過ごし方」の大きすぎる差が明らかに…

どこかクールなところのある拓也さんも、愛さんとの新婚生活も当初は新鮮味もあり、すべてが楽しかったそうです。いろいろと二人での生活環境を整えたり、二人で料理をしたり…すべてが未経験で、これが結婚なんだな、としみじみ感じていたといいます。

しかし2カ月も経つ頃になると、そのような“浮かれた感覚”は薄れ、冷静な自分に戻っていったとのことでした。

本来の彼は、夜は勉強、休日はジムが基本だったのです。一方の彼女はというと、テレビや動画・映画などを見ているばかり……“まったり”過ごすのが好きだったといいます。何度かジムや勉強のためのカフェに彼女を誘ったこともあったのですが、すべて断られたとのことでした。とはいえ、自分のやることに口出しはしてこなかったので、特に怒りや不満はなかったそうです。

ただ正直なところ、この辺りから彼女のことを少し残念に思うようになったといいます。彼からすると、人生とは先々を見据えた自己研鑽(けんさん)が大事という思いがあったそうです。希望の大学も、上場企業の社員という肩書も、今のポジションもすべて自己研鑽と努力によって得てきたという自負もありました。そして、現状に甘んじるのではなく、さらに高みを目指すことがすべてだと考えていました。

それだけに彼からすると、彼女は“自堕落”な人間に映り、イマイチ理解できなかったとのことでした。

とはいえ、けして彼女のことを嫌いになったわけではありません。共働きでしたから、彼も家事を負担し、その後も二人でいる時は仲良くやれていたはずといいます。しかし結婚して2年後に長女が誕生すると、二人の“根本的”な違いがさらに大きく出ることとなってしまいました。