保険料の未納分を納めたり、保険料に上乗せしたりできる

保険料の未納分を納めたり、保険料に上乗せしたりできるフリーランスが加入する国民年金には、将来受け取る年金額(老齢基礎年金)を増やす方法があります。国民年金の加入期間が40年(480カ月)に満たない場合には、「国民年金の任意加入制度」を活用して、60歳以上65歳未満の間に国民年金保険料を納められます。ただし、480カ月分を超えて納めることはできません。また、免除期間のうち10年前までの分については、さかのぼって納めることも可能です。毎月の保険料に月額400円の「付加保険料」を上乗せして払うと、老齢基礎年金に付加年金が上乗せされます。付加年金の年金額は[200円×付加保険料納付月数]で、老齢基礎年金を2年受給すると元が取れます。

「繰下げ受給」という、受け取り開始の時期を遅らせることで受け取る年金額を増やす方法もあります。5章で紹介する、iDeCoや国民年金基金、小規模企業共済など、年金を上乗せできる制度もしっかり活用しましょう。

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