会社に企業年金がある方は、ご自身の企業年金がどのような内容の制度か知っていますか? 今回は企業年金のうち、加入者が特に多い「確定給付企業年金」と「確定拠出年金」にスポットを当てて中身を比較してみたいと思います。
みんなが加入している企業年金制度は?
厚生労働省の『就労条件総合調査』(平成30年度)によれば、調査対象企業のうち、企業年金制度を導入している会社は、26.7%でした。
割合ではあまり多い印象ではありませんが、企業年金連合会が公表している加入者数を見てみると、令和4年3月末時点の数値で厚生年金に加入する会社員4065万人のうち、1724万人もの人が、企業年金制度に加入していることが分かります。
そのうち、特に加入者数が多いのが「確定給付企業年金」と「確定拠出年金」です。