仕事と介護の両立

厚生労働省の「仕事と介護の両立 ~介護離職を防ぐために~」というホームページでは、育児・介護休業法に定められた介護休業制度などの周知を図ったり、企業・労働者の課題に基づいて事例集を作成したりするなど、仕事を辞めずに働く方法についてさまざまな情報を提供しています。特設サイトから、労働者向けの介護しながら働き続けるためのポイントを紹介します。

ポイント1:職場に「家族等の介護を行っていること」を伝え、必要に応じて勤務先の「仕事と介護の両立支援制度」を利用する。

ポイント2:介護保険サービスを利用し、自分で「介護をしすぎない」。

ポイント3:介護保険の申請は早めに行い、要介護認定前から調整を開始する。

ポイント4:ケアマネジャーを信頼し、「何でも相談する」。

ポイント5:日頃から「家族や要介護者宅の近所の方々等と良好な関係」を築く。

​ポイント6:介護を深刻に捉えすぎずに、「自分の時間を確保」する。

特にポイント4については、突然介護に直面した時に、ケアマネジャーへの相談を行うためのポイント集も用意されています。

ケアマネジャーとは、要介護認定を受けた人がどのようなサービスを受けたらよいかという「ケアプラン」を立てる専門職です。ケアマネジャー(が所属している居宅介護支援事業所)を市区町村がリストにしているので、その中から選ぶこともできますし、「地域包括支援センター」に相談して紹介することもできます。ケアマネジャーには、介護を受ける人の状態や生活を伝えるのはもちろん、家族の生活や介護への考え方を伝えることも重要です。