株式との分散投資におすすめ
三菱UFJ純金ファンドは、株式との分散投資に向いています。
株式や債券といった有価証券は、企業などに裏付けられて初めて価値を持つ資産です。その企業が経済環境の悪化などで業績不振に陥れば、価値の下落は基本的に避けられません。したがって、株式と債券への分散投資は一般的ですが、経済が急激に悪化すればどちらも下落するケースが想定されます。
対して金は、それ自体に物質的な価値を持つ資産です。需給などから価格の変動は起こりえますが、経済の変化が金の本質的な価値まで変えることは通常ありません。また金は埋蔵量などから生産に制約があるため、大きく供給過多に傾く可能性は低いと見られています。
このように、金の価値の仕組みは株式や債券のそれとは異なります。資産同士の関連性が低いことから、分散投資に向いているでしょう。資産形成の手段として株式を中心に据えている人は、分散投資の組み合わせとして金を検討してみてはいかがでしょうか。
なお三菱UFJ純金ファンドは、大阪取引所における金価格への連動を目指す「上場純金信託(愛称:金の果実)」という金ETFで運用されており、当該ETFの信託報酬に上乗せして運用コストがかかります。証券会社に口座がある人は、上場純金信託を直接購入した方が低い運用コストで運用できるでしょう。
ただしETFの売買は証券会社が定める手数料がかかるため、三菱UFJ純金ファンドの販売手数料や信託報酬と比較し、運用期間などの観点から、どちらが有利か判断するよう留意してください。
【三菱UFJ 純金ファンドの概要】
銘柄 | 三菱UFJ純金ファンド(愛称:ファインゴールド) |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
ファンドのタイプ | 国内型(その他資産) |
設定日 | 2011年2月7日 |
信託期間 | 無期限 |
決算日 | 1月20日 |
受渡期間 | 4営業日 |
販売手数料(最大、税込み) | 1.1% |
信託報酬(全体、税込み) | 0.99% |
信託報酬(販売会社、税込み) | 0.2475% |
信託財産留保額 | なし |
主な販売会社 | 三菱UFJ銀行 イオン銀行 岡三証券 |