実際に投資している確定拠出年金のデータは?

2022年3月時点のデータが、企業年金連合会から出ていましたので、まずはそこからみなさんのデータを見てみたいと思います。

 

株式の割合を知りたかったのですが、元本確保型が多いので参考になりにくいですね。しかし、日本株式と外国株式の割合だけを見てみると、日本株式が約45%、外国株式が約55%の割合となっています。

実際に投資している投資家全体では、日本株へ30%

それではさらに、投資家全体のデータである公募投信を見てみます。日本の投信の残高は約140兆円あります。140兆円の中にはETF(ほぼ日本株)も含まれています。ETFも投資信託なのですが、機関投資家*1が多く投資しており、規模も60兆円もあるので省いています。
*1 機関投資家とは、保険会社、信託銀行、銀行や年金基金など株式や債券で運用を行う大口投資家のこと言います

出所:投資信託協会公表のデータより筆者作成

表は、投資信託協会が公表しているデータから、ETFを省いたデータになります。日本株式が約30%、外国株式が約70%の割合となっています。確定拠出年金よりも外国株式への投資は進んでいるようです。日本株式への投資の場合、個別株で購入している方も多いと思いますので、実際はもう少し投資家全体の日本株式への割合は多いと思っています。