「スマホ申告」本格スタート! やり方は?

2019年1月からスマートフォンで確定申告できる「スマホ申告」がスタートしました。今年から青色申告用の決算書や収支内訳書の作成にも対応するようになったことから、ますます利用する人が増えることが予想されます。

スマホ申告を行う場合、利用者証明用電子証明書を取得したマイナンバーカードと、「マイナポータルアプリ」をインストールしたスマートフォンを用意しましょう。確定申告ではマイナンバーを提出しますが、これらがあればカードリーダーの用意がなくてもスマートフォンでマイナンバーカードを読み取り提出することができます。

マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書は、市区町村窓口で発行の手続きを取ってください。なお、マイナポータルアプリはiOS 14以上がインストールされたiPhone7以降の機種、または所定のAndroid端末(2023年1月時点で421機種)で対応しています。

これらの用意が難しい場合は「ID・パスワード方式」でスマホ申告を行いましょう。税務署で本人確認を行うことで手続きを進めることができます。

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。