制度や手続きの煩雑さが節税のハードル
今回は節税対策サービスを提供する和上ホールディングスが年収500万円以上の会社員500人を対象にした調査を参考にする。そもそも節税経験者はどの程度いるのだろう。調査によれば、節税を「行っている」と回答した人は53.6%と半数を超えた。
節税を行っていない人は何がハードルとなっているのか。回答率が最も高かったのは「税制が煩雑でわからない」で47.4%。「手続きが面倒」が43.1%、「情報収集が難しい」が29.7%と続く。税制度といえば一般的には取っ付き難いイメージもあるし、実際に手続きを進めないと恩恵を受けられないことから、節税を断念してしまう人も一定数いるようだ。