2022年12月第4週、大和証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「ダイワ・ノーロード 日経225ファンド」の概要
大和証券の12月第4週ランキング1位は、「ダイワ・ノーロード 日経225ファンド」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。11月は1.4%のプラスリターンとなったものの、12月末の基準価額は14,830円と11月末の15,876円に比べて約6.6%の下落となった。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。12月第4週は日経平均株価が大きく下落したので、大和証券でも買いを入れた顧客が多かったと考えられる。今後も株価が下落する局面では、同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。
■ダイワ・ノーロード 日経225ファンド
基準価額 15,876円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 17億円
<騰落率>
1カ月 1.4%
3カ月 0.3%
6カ月 3.3%
1年 2.2%
※11月末時点
全体を見て:外国株式型ファンドが人気
大和証券では、外国株式型ファンドの人気が高い。ランキング2位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」は、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。ただ、11月は-5.0%のマイナスリターンとなり、12月末の基準価額も40,057円と11月末の43,232円から約7.4%下落している。同ファンドは「為替ヘッジなし」なので、円高・ドル安がマイナス要因となっているのだ。2023年も、為替相場の動向に警戒が必要だろう。
■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)
基準価額 43,232円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 6,890億円
<騰落率>
1カ月 -5.0%
3カ月 -2.4%
6カ月 2.7%
1年 -10.2%
※11月末時点