「貯蓄から投資」の時代、本格化? 今後の動向に注目したい
現行の「一般NISA」は非課税期間が短く、長期の運用にはあまり向いていないとされる。さらに、2024年からの「新NISA」は構造が複雑になることもあり、資産運用への壁はいまだ残っているという指摘もある。
しかし、NISAの投資期間が恒久化し、非課税期間が無期限となれば、長期的な資産形成は大きく前進するだろう。さらに金融リテラシーの底上げが実現すれば、それだけ政府がどんな金融政策を打ったりするのかなど、政治的な意欲関心にもつながるはずだ。
NISAなどの制度変更だけでなく、今後の金融情勢や世界経済の状況も含め、政府や金融庁からの「資産所得倍増プラン」に関する発表には注目していきたい。