・掛け金の100%を還元!?「共済」と「保険」、入るならどちらがいいのか

インフレが止まりません。経済正常化への期待感などから物価上昇の兆しが見えていたところ、ロシア・ウクライナ問題で資源価格などに上昇圧力がかかりました。6月の消費者物価指数は日本で2.2%、米国では9.1%といずれも高い上昇を記録しています。

物価の上昇は一般に資産価値を目減りさせるため注意が必要です。例えば100円の商品は1万円で100個買えますが、2%のインフレが10年続くとおよそ122円に値上がりし、1万円で約81個しか買えなくなります。購入できる数が19%減ってしまいました。これは1万円の価値が19%目減りしたことを意味しています。

これを防ぐにはインフレ率を上回るペースで資産価値を上昇させなければいけません。一般に「金」はインフレ時に値上がりする、つまりインフレに強い資産だといわれています。

8月2日は「金銀の日」の日です。今日は金の実力に注目してみましょう。

日本人が初めて金メダルを獲得した日

「金銀の日」は日本人が初めて金メダルを、また日本人女性が初めてメダルを獲得した日にちなみ制定されました。

日本がオリンピックで初めて金メダルを獲得したのは、1928年のアムステルダム大会です。織田幹雄(おだ・みきお)さんが三段跳びで15メートル21の記録を出し、見事優勝を果たしました。これはアジアとしても初の金メダルです。日本人の優勝は予想外で、表彰式で掲揚されるべき国旗の用意がなかったという逸話も伝わっています。

アムステルダムオリンピックでは日本人女性初のメダリストも誕生しました。人見絹枝(ひとみ・きぬえ)さんが陸上の800メートルで銀メダルを獲得したのです。この快挙を記念し、環境デザイン研究所が「金銀の日」を制定しました。ちなみに、同大会で日本は他に競泳で3つのメダルを獲得し、計5つのメダルを勝ち取ります。