11月8日は中間選挙！ バイデン政権の評価は？

一挙一動が世界に注目されるアメリカですが、特に大統領を巡るニュースは大きな関心を集めます。例えば2016年の大統領選で、日本時間の11月9日にトランプ氏優勢というニュースが伝わると、取引時間中だった日経平均株価は大きく下落しました。しかし次期大統領の政策に期待する声が強まると、一転して株価は上昇を始めます。

【2016年11月の日経平均株価の推移】

Investing.comより著者作成

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次の大統領選挙は2024年ですが、今年はその前哨戦として「中間選挙」があり、見逃せません。中間選挙は下院の全議席と上院の3分の1が改選される選挙で、現在は両院とも拮抗しています（上院：民主党50、共和党50、下院：民主党222、共和党210、空席3、2022年4月時点）。

中間選挙は現バイデン政権に対する評価が票に表れます。仮に上院・下院いずれかで共和党が過半数を取れば、次期大統領選への出馬を公言するバイデン大統領にとって痛手となるでしょう。

執筆／若山卓也（わかやまFPサービス）

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業（IFA）および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。