プロが選んだ上位ファンドは全てアクティブ型
5位に並んだのは「グローバルAIファンド」と「投資のソムリエ」の2ファンド。前者はいわるテーマ型の株式ファンドだが、最近はテーマ型の人気に陰りが見えてきているのも事実。しかし、AIは一時的なブームに終わるテーマとは捉えられていないため、継続的な支持を集めているようだ。「組入銘柄の業績が長期的にみて大きく下落するとは考えにくい。 特にこのファンドは組入銘柄選びがうまいと思う」(東海地方の地銀・本部)。
一方の「投資のソムリエ」は安定的なパフォーマンスで知られるファンドであり、今回もバランス型ファンドとして唯一、ランク入りした。特に銀行からの支持が高く、やはり銀行の顧客にはどちらかと言えば保守的な層が多いことも影響しているのだろう。「数多くあるバランスファンドの中でも運用実績が安定しており、運用額も相応の規模が維持できていると思われる」(関東地方の地銀・本部)。
今回の上位ファンドは全てアクティブファンドで、いずれも優れた運用実績が魅力でもある。足元では不安定なマーケットが続いているだけに、これまで以上に「運用力」が注目されているのかもしれない。