ライフイベントごとでお金づくりの仕組みを変える

まずは、高木さんの今後のライフイベントから考えましょう。ライフイベントとは、高木さんがこれからの人生を生きていく上で起こりうる出来事のことです。今回は、イベントに対応するお金を作っていく、税制メリットを使った仕組みづくりを考えていきましょう。

高木さんは、現在お付き合いをしている彼女がいて、その彼女と2年以内には結婚したいとのこと。その前に結婚式の費用、結婚後の住宅費用に生活費が必要になりますね。こちらについては、数年後に起こりうるイベントなので、安全性のある預金で作っていきます。

また、結婚したらお子さんのことも考えるでしょう。そうなると、教育資金作りが追加されます。こちらについては、多くの場合、ゴールをお子さんが大学の入学時を目標にしていくので、今からやれば長期間積み立てができますね。積立の途中でも解約のできるつみたてNISAを使っていきましょう。

そして、今回のご相談のきっかけとなった企業型DC。こちらで、その先の老後資金も同時に用意していきましょう。

このように、制度の性質を知り、ライフイベントに合った制度を上手に使い分けることをお勧めします。そして、効率的に楽しくお金を作っていきましょう。

今度は、さらに効率的にお金を作っていくコツをみていきます。