ここに注目:「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)」が7位にランクイン

7位に「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)」がランクインしている。同ファンドは、相対的に高い利回りが期待できる日本企業の円建てハイブリッド債券に投資する。ハイブリッド債券とは、債権者(投資家)に対する債務の返済順位が普通社債よりも下位にある債券で、「劣後債」とも呼ばれる。ハイブリッド債券は、返済順位が劣後することに加え、繰上償還条項や利息・配当金の支払猶予条項があるため、ハイブリッド債特有のリスクがあり、普通社債よりも相対的に高い利回りになっているのだ。ただ、米国をはじめ世界各国の中央銀行が金融引き締めの姿勢を示しており、世界的に金利が上昇しやすい局面が続いている。債券ファンドにとっては逆風だが、日本の金利上昇の影響は限定的と考えられる。直近はマイナスリターンだが、安定的な利回りが期待できるファンドとして、5月以降も三菱UFJ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)  
基準価額 10,320円
信託報酬 0.594~0.770%
純資産残高 2,276.2億円

<騰落率>
1カ月 -0.85%
3カ月 -1.24%
6カ月 -1.05%
1年      0.97%

※3月末時点