2022年4月、三菱UFJ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「eMAXIS 日経225インデックス」の概要

三菱UFJ銀行の4月ランキング1位は、「eMAXIS 日経225インデックス」だった。同ファンドは、日経平均株価(配当込み)と連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。3月は5.7%のプラスリターンとなったが、4月末時点における基準価額は31,465円と、3月末の32,615円に比べて3.6%下落している。ウクライナ情勢の緊迫化が続いていることや、米長期金利上昇によって株式市場は売りが優勢になっているからだ。5月に入っても株式市場は上値の重い展開が続いているが、引き続き同ファンドが三菱UFJ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

■eMAXIS 日経225インデックス
基準価額 32,615円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 435.47億円

<騰落率>
1カ月  5.7%
3カ月 -2.6%
6カ月 -4.7%
1年    -3.3%

※3月末時点

全体を見て:インデックスファンドが人気

三菱UFJ銀行では、日米の株価指数を対象にしたインデックスファンドの人気が4月も高かった。ランキング2位の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。米国株式市場は2022年になって売りが優勢となっている。しかし、3月末時点における3カ月間のS&P500種株価指数(ドルベース)は5%のマイナスであるが、同ファンドは2.5%のプラスになっている。これは、円安・ドル高が進んだからだ。ただ、4月以降はウクライナ情勢の緊迫化や米金利上昇を嫌気し、同ファンドの基準価額は18,851円と、3月末の19,683円に比べて4.3%の下落となっている。5月に入っても米国株式市場は上値の重い展開が続いているが、同ファンドが三菱UFJ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)  
基準価額 19,683円
信託報酬 0.0968%
純資産残高 11,650.62億円

<騰落率>
1カ月 11.3%
3カ月   2.5%
6カ月 16.1%
1年    30.0%

※3月末時点