2022年4月、SMBC日興証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の概要 

SMBC日興証券の4月ランキング1位は、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」だった。同ファンドは、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど、米国の成長株に投資するアクティブファンドである。米国の成長株は、今年に入って売りが優勢の展開になっている。ウクライナ情勢の緊迫化や米長期金利の上昇によって、投資家が買い手控えているからだ。それでも、同ファンドの4月末時点における純資産残高は 1兆7,452.96億円と、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で最大だ。5月以降もSMBC日興証券のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型  
基準価額 10,555円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 1兆7,452.96億円

<騰落率>
1カ月 -6.79%
3カ月 -0.55%
6カ月 -6.84%
1年      6.89%

※4月末時点

全体を見て:「日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型」が人気

「日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型」シリーズが3位(米ドルコース)と7位(ブラジルレアルコース)にランクインしている。同ファンドは、米ドル建ての新興国ソブリン債を中心に、幅広く分散投資を行う債券ファンドである。米金利上昇によって債券価格は下落しているが、円安が進んでいることによって外貨建て商品のニーズは高まっている。同ファンドが5月以降もSMBC日興証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型(米ドルコース)  
基準価額 4,647円
信託報酬 1.76%(年率・税込)
純資産残高 146.99億円

<騰落率>
1カ月  3.46%
3カ月 -2.88%
6カ月 -2.37%
1年      2.86%

※3月末時点