ここに注目:6位の「iFreeレバレッジ NASDAQ100」に注目
6位に「iFreeレバレッジ NASDAQ100」がランクインしている。同ファンドは、日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度となることを目指して運用をおこなうブル型ファンドである。3月は12.0%のプラスリターンとなったが、4月末の基準価額は25,532円で、3月末の34,576円に比べて26.2%も下落している。ハイテク株中心のNASDAQ100は米長期金利上昇懸念から売りが優勢になり、4月は大きく下落した。レバレッジ型ファンドは下落率がさらに大きくなるので注意が必要だ。ハイテク株などのグロース株からバリュー株への資金シフトは続いており、今後も上値の重い展開が予想される。昨年末(12月30日)の42,484円から基準価額は約40%下落しており、今年になってもっとも大きく下落しているファンドの1つだ。同ファンドは「ハイリスク・ハイリターン」のブル型ファンドなので、安易なリバウンド狙いの買いを入れるのではなく、リスク管理をきちんとするようにしたい。
■iFreeレバレッジ NASDAQ100
基準価額 34,576円
信託報酬 0.99%(年率・税込)
純資産残高 1,936億円
<騰落率>
1カ月 12.0%
3カ月 -18.6%
6カ月 0.9%
1年 29.8%
※3月末時点