日本人の2人に1人はがんになる

国立がん研究センターによると、生涯でがんと診断される確率は男性で65.0%、女性で50.2%となったようです。男女ともに2人に1人以上かかり、むしろ生涯でがんに一度もならない方のほうが少ない驚異的な結果となりました。

さらにがんで死亡する確率は男性で26.7%、女性で17.8%となりました。男性のほうががんのリスクは高いようです。

【生涯がん罹患リスク】

※生涯がん罹患リスクは2018年、生涯がん死亡リスクは2019年のデータに基づく

出所:国立がん研究センター 最新がん統計

しかし近年、がんは治る病気になってきました。「5年相対生存率(※)」は上昇傾向にあり、治療で救われる命が増えてきていると推測できます。医療技術が進歩し治療の効果が上昇していることが背景にあるでしょう。

※5年相対生存率
がんと診断され5年後に生存している割合が、日本人全体で5年後に生存している割合に比べてどのくらい低いか表した数値

【がん5年相対生存率の推移(全部位)】

全国がん罹患モニタリング集計 2009-2011年生存率報告(国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター,2020)
独立行政法人国立がん研究センターがん研究開発費「地域がん登録精度向上と活用に関する研究」平成22年度報告書

出所:国立がん研究センター 最新がん統計 がんの生存率