ここに注目:「投資のソムリエ」が6位にランクイン 

「投資のソムリエ」が6位にランクインしている。同ファンドは、国内・先進国・新興国の債券と株式、国内・先進国のREIT(不動産投資信託)の8資産に分散投資するバランスファンドである。2020年3月のコロナショック時でもプラスリターンを確保したことから投資家の注目を集め、2022年2月末時点における純資産残高は6,307.57億円と、バランスファンドの中で最大となっている。しかし、直近のパフォーマンスは優れない。ウクライナ情勢の緊迫化によって投資家のリスク回避姿勢が強まり株式が売られていることに加え、各国の長期金利上昇によって債券やREITも売られているからだ。3月末の基準価額は11,479円と、2月末の11,714円に比べて2.1%のマイナスとなっている。同ファンドでは、市場のリスクが高まったとして、安定資産や現金比率を80%以上に高めている。3月23日時点における資産配分は、以下の通り。

リスク性資産 13.2%
安定資産 60.5%
現金等 26.4%

安定資産や現金等の比率を高めているので下落リスクは低くなっているが、パフォーマンスの改善も難しい。同ファンドにとってはしばらく厳しい環境が続きそうだが、4月以降もみずほ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

■投資のソムリエ  
基準価額 11,714円
信託報酬 1.54%(年率・税込)
純資産残高 6,307.57億円

<騰落率>
1カ月 -1.88%
3カ月 -4.10%
6カ月 -5.35%
1年     -2.60%

※2月末時点