複合資産(バランス型)のリターン1位は「お金のデザイン・グローバル・リアルアセット・ファンド(世界の実物資産中心)」(3.87%)

■お金のデザイン・グローバル・リアルアセットファンド(世界の実物資産中心)

基準価額 13,198円
信託報酬 1.65%(年率・税込)
純資産残高 234.77億円

※2月末時点

複合資産のリターン1位は、「お金のデザイン・グローバル・リアルアセットファンド(世界の実物資産中心)」だった。同ファンドは、世界の実物資産に連動するETF(上場投資信託)およびREIT(不動産投資信託)へ投資するバランスファンドである。2月末時点におけるポートフォリオの組入比率は、以下の通り。

不動産 24.8%
コモディティ(商品) 28.7%
貴金属 46.5%

金や銅などの貴金属、エネルギーや天然資源関連などのコモディティは、インフレ懸念の高まりやウクライナ情勢の緊迫化によって上昇した。株式市場の不安定化やインフレの進行によって、今後もコモディティ関連への資金流入は続く可能性は高い。3月以降もリターンランキング上位に入るかどうかに注目だ。

複合資産全体では低いパフォーマンス

複合資産の2月リターンは、オーストラリア関連や資産配分を機動的に変更する一部のファンドを除き、パフォーマンスは全体的に悪かった。リターンランキング2位の「ニッセイ オーストラリア利回り資産ファンド(毎月決算型)」は、豪ドル建ての多様な利回り資産に投資するバランスファンドである。そして、「債券」と「株式・リート等」の投資比率は概ね均等にする。2月はオーストラリアの株式市場が上昇したことや円安・豪ドル高となったことから、同ファンドの基準価額は上昇した。オーストラリアの経済状況はいいので、3月もリターンランキング上位に入る可能性は十分あるだろう。

■ニッセイ オーストラリア利回り資産ファンド(毎月決算型)  

基準価額 3,922 円
信託報酬 1.716%(年率・税込)
純資産残高 102億円
※2月末時点