REIT型ファンドのリターン1位は「ニッセイ・オーストラリア・リート・オープン(毎月決算型)」(6.95%)

■ニッセイ・オーストラリア・リート・オープン(毎月決算型)  

基準価額 9,331円
信託報酬 1.7325%(年率・税込)
純資産残高 58億円

※2月28日時点

2月のREIT型ファンドのリターン1位は、「ニッセイ・オーストラリア・リート・オープン(毎月決算型)」の6.95%だった。同ファンドはオーストラリアのリート(不動産投資信託)に投資するアクティブファンドである。オーストラリア準備銀行(RBA)が理事会において量的金融緩和を終了することを決定したが、その後の声明で早期の利上げ観測をけん制したことが好感された。同ファンドの組入銘柄の配当利回りも5.3%と高く、今後も高いリターンが継続するかどうかに注目している。

REIT型ファンドのランキング上位にはオーストラリア関連ファンドが多い

2月のREIT型ファンドリターン上位には、オーストラリア関連ファンドが多かった。ロシアのウクライナ侵攻による地政学リスクの高まりによる資源価格の上昇や、良好な経済指標を背景として豪ドルが上昇したからだ。リターンランキン3位の「オーストラリアREIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」は、主としてオーストラリアのREIT(不動産投資信託)に投資し、安定的な収益の確保と投資信託財産の中長期的な運用を行う。そして、原則として毎月14日に決算を行い、収益を分配する。ウクライナ情勢の緊迫化によって世界的にリスク資産は下落しているものの、オーストラリアは景気回復期待が強く、REIT指数市場も堅調だ。3月もしっかりとした展開が続くかどうかに注目している。

■オーストラリアREIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)

基準価額 9830 円
信託報酬 1.738%(年率・税込)
純資産残高 273.41億円

※2月末時点