ここに注目:「日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型(円ヘッジコース)」が10位にランクイン

「日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型(円ヘッジコース)」が10位にランクインしている。同ファンドは、米ドル建ての新興国ソブリン債を中心に幅広く分散投資する債券ファンドで、運用は日興アセットマネジメントが行う。新興国の国際平均利回りは4.8%(2021年7月末時点)と先進国の債券に比べて高いのが魅力だ。ただ、格付けがBB格以下の投資不適格債(ジャンク債)が多いので、デフォルト(債務不履行)リスクがある点には注意が必要だ。そして、同ファンドの2021年12月末時点における騰落率は、以下の通り。

1カ月     0.71%
3カ月 -2.10%
6カ月 -2.79%
1年    -2.66%

新興国債券は高い利回りが見込まれるものの、米国のFRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ観測によって売りが優勢な展開になっている。2022年は米国で複数回の利上げが見込まれており、新興国債券が売られやすい状況が続く可能性は高い。毎月分配金がでるのは魅力だが、しばらく基準価額が下がる展開が予想される。2月以降もSMBC日興証券のランキング上位に入るかどうかに注目だ。