外国株式型1位は「LM・豪州インカム資産ファンド(年2回決算型)」(8.28%)

外国株式型ファンドの12月リターン首位は、「LM・豪州インカム資産ファンド(年2回決算型)」の8.3%だった。同ファンドは、オーストラリアの株式市場に上場しているインフラ関連企業、および不動産投資信託に投資するアクティブファンドである。12月末時点における騰落率は、以下の通り。

1カ月 8.28%
3カ月 8.52%
6カ月  12.53%
1年      23.09%

このように、12月だけでなく、過去のパフォーマンスも好調だ。12月上旬は新型コロナウイルスのオミクロン型が経済に与える影響を懸念してオーストラリアの株式市場は上値の重い展開になった。しかし、RBA(オーストラリア準備銀行)が理事会で政策金利を過去最低水準に据え置いたことや、オミクロン型がデルタ型より危険度が低いという観測を受け、株式市場は上昇した。また、インフラ関連企業およびREITへの投資を行っており、世界的にグロース株からバリュー株へ資金シフトしていることも追い風になっている。この流れは2022年になっても続いており、同ファンドが好調なパフォーマンスをキープできるかどうかに注目している。