国内株式型1位は「日本好配当リバランスオープン」(6.96%)
国内株式型ファンドの12月リターン1位は、「日本好配当リバランスオープン」の7.0%だった。同ファンドは日経500種平均株価に採用されている銘柄のうち、予想配当利回りの高い70銘柄程度を投資対象とするアクティブファンドである。12月末時点における組入銘柄の予想平均配当利回りは4.73%で、東証一部の加重平均利回り2.14%の2倍以上ある。また、業種別組入比率では、銀行業が21.1%ともっとも高い。
米国ではインフレ懸念による長期金利上昇によって、グロース株(成長株)よりもバリュー株(割安株)の方が買われる展開になっている。そして、日本株においてもバリュー株が優位になり、同ファンドが投資している高配当のバリュー銘柄にも買いが入った。2022年に入って国内の株式市場は上値の重い展開になっているが、3月末の決算を控えた高配当銘柄に買いが入るかどうかに注目だ。