最終的に資産形成の手段を選ぶのはその人自身。後悔しない選択を
今回ご紹介した2人は、将来のためにいくら準備すべきかを考え、行動に移している点は共通していて素晴らしいと思います。
50代のご相談者(田中さん)はiDeCoでの投信積立、40代のご相談者(柳田さん)は預金と保険で老後資金を準備することになりました。限られた時間、 限られた収入の中で、いかに効率的に準備をしていくかを考えると、非課税枠を活用した投信積立は最適な選択肢の1つになります。王道と言ってもいいでしょう。
しかし、ご自身が納得するならその手段は投信積立でなくてもよいと思います。ただ、「もっと早くから、(投信積立などの)投資を始めておけばよかった」と言う50代のお客様はとても多いのも現実です。後悔だけはしてほしくないという気持ちもあります。柳田さんのケースにおいては、ご主人に「お金を育てるためには、ある程度のリスクも必要」という一種の覚悟が整うのに、さらなる会話や時間が必要かもしれません。いずれにしても柳田さんが50代、さらに年齢を重ねたときに、後悔しない選択をされていくことを祈っています。
とはいえ、ご自身で選んだ手段です。今後も田中さん、柳田さんそれぞれの資産形成を応援したいと思います