「持続可能」は単なるトレンドではない

SDGsを重視する若い世代が育つことで、企業側もSDGsに沿った活動が多くなる。彼ら、彼女らが主たる消費者になった時、SDGsの視点を全く持たない企業は歓迎されなくなるだろう。ARMYたちがBTSの社会的な行動やメッセージを重く受け止めているように、企業の社会への取り組み姿勢は若い世代にとって評価の大きなポイントになる。

また、SDGsを達成するための1つのプロセスであるESG投資も、市場においてさらに浸透していくのではないだろうか。若い投資家たちは当然、ESGファンドなどに敏感に反応するであろうし、その反応は若年層だけにとどまらず、多くの世代に波及していくことが予想される。

こういった一連の流れがブームでは終わらず、持続可能な社会の実現へと続く大きなうねりとなっていくことを期待したい。