(1)国内株式
野村総合研究所Fundmarkの分類とデータを用いて、TOPIXをベンチマークに運用されるアクティブファンドが多くを占めるカテゴリーのカテゴリー平均リターンと、TOPIX(配当込み指数)、並びにTOPIXに連動させることを目指す TOPIX型のインデックスファンドのカテゴリー平均リターンを過去3年と5年で比較しました。過去3年でも5年でもアクティブファンド>市場指数>インデックスファンドとなっており、「日本株では大半のアクティブファンドはインデックスをアウトパフォームできない」との批判は、データの裏付けに欠けるように思えます。
(注)2021年7月末時点。「アクティブファンド」は野村総合研究所Fundmarkによる分類で国内株式/一般/フリーのカテゴリーに分類される249ファンドの同研究所が算出するカテゴリー平均(NRI-FPI)リターン。「TOPIX(配当込み)」は同指数のリターン。「インデックスファンド」は同分類で、国内株式/インデックス/TOPIXのカテゴリーに分類される77ファンドのカテゴリー平均(NRI-FPI)リターン。
出所:野村総合研究所Fundmark:https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/knowledge/report/fis/ids/fundmarkreport_202108.pdf?la=ja-JP&hash=34D2C98E57C78F415ACEB6B93F6FA89A3667187B
(2)国内債券
国内債券でも同様に3年でも5年でもアクティブファンド>市場指数>インデックスファンドとの関係がみられます。国内債券でもアクティブファンドは健闘しているようです。
(注)2021年7月末時点。「アクティブファンド」は野村総合研究所Fundmarkによる分類で、国内債券/一般/一般のカテゴリーに分類される56ファンドの同研究所が算出するカテゴリー平均(NRI-FPI)リターン。「NOMURA-BPI総合」は同指数のリターン。「インデックスファンド」は同分類で、国内債券/インデックス/NOMURA-BPI総合のカテゴリーに分類される51ファンドのカテゴリー平均(NRI-FPI)リターン。
出所:野村総合研究所Fundmark:https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/knowledge/report/fis/ids/fundmarkreport_202108.pdf?la=ja-JP&hash=34D2C98E57C78F415ACEB6B93F6FA89A3667187B