2021年5月、福岡銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」の概要

福岡銀行の5月販売件数ランキング1位は、「(厳選投資)スパークス・新・国際優良日本株ファンド」だった。

高いブランド力や技術力があり、今後、グローバルでの活躍が期待できる日本企業を中心に投資するアクティブファンドである。5月31日時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.ソニーグループ 9.7% 2.日本電産    9.2% 3.リクルートホールディングス 9.1% 4.ソフトバンクグループ 8.6% 5.キーエンス 8.1%

ただ、過去のパフォーマンスは、TOPIXと比較して優れない(カッコ内はTOPIX)。

1カ月 -0.24%(1.38%) 3カ月 -0.91%(4.12%) 6カ月 1.04%(10.81%) 1年  25.29%(25.61%)

国内の株式ファンドでは、「(厳選投資)スパークス・新・国際優良日本株ファンド」のようなアクティブファンドよりも日経平均株価などに連動するインデックスファンドの人気が高い。福岡銀行では「(厳選投資)スパークス・新・国際優良日本株ファンド」が人気だが、TOPIXを下回るパフォーマンスの中、6月以降もランキング上になるかどうかに注目だ。

全体を見て:アクティブファンドの人気が高い

福岡銀行では、インデックスファンドよりもアクティブファンドの人気が高い。2位の「ひふみワールド+」は、日本を除く世界各国の株式を主要対象とし、成長性が高いと判断される銘柄を選定するアクティブファンド。組入上位国の比率は、以下の通り。

1.米国 59.16% 2.中国 9.13% 3.ドイツ 4.55% 4.フランス 3.49% 5.香港 2.14%

そして、5月末時点の騰落率は、次のようになっている。

1カ月 0.65% 3カ月 8.84% 6カ月 20.66% 1年  49.97%

このように高いパフォーマンスをだしているので、6月以降も福岡銀行のランキング上に入る可能性は高いだろう。