相談者のプロフィールとお金データ
【寄せられたお悩み】 「年々給与も少しずつ上がっていますが、老後や結婚といった将来と、失業や病気といった不測の事態に備えるために預貯金をしています。 現在、会社の独身寮に住み居住費があまりかからないため、8万円とそれなりの額を毎月貯めることができていますが、0.02%の利息の預金だけでは不安を感じています。 そこで、興味があるのが株式投資です。それに関連してテレビ・新聞でよく聞くNISAとは何か、また株式投資と投資信託との違いも知りたいですし、始めるならどんな風に、いくらぐらいからということも知りたいです。 また、国民年金保険料についても相談があります。20歳から大学卒業まで、学生のため猶予を受けた分が30ヵ月分あります(学生納付特例制度)。こうした未払い分があると将来の年金も減ると聞き、追納したほうがいいかなども不安です」
【お悩みの論点】 ①株式投資が気になっている。 ②さらに株式とセットでよく聞く、投資信託やNISAとは何かも知りたい。 ③学生時代に国民年金保険料は猶予され、納めていない。今から納めたほうがいいのか知りたい。
資産状況や月々の収支内訳
収支 <収入> ・毎月の手取り収入: 23万円 ・手取りの年収: 350万円(夏冬の賞与込み)
<支出> ・毎月の支出:23万円(詳細以下)
支出について、斎藤さんからコメント
※1……「会社の独身寮の寮費が2万円です。水道光熱費は全額会社負担です」
※2……「朝から夜まで三食外食なことがほとんどなうえ、お菓子などの間食もしてしまいます(笑)」
※3……「スポーツ観戦が趣味で、そのチケット代やグッズ代です」
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社会人となって数年が経過し、仕事もオフも充実させつつある一方、20代のうちから将来のことを考えてらっしゃる、しっかりされた方ですね。
将来の不安を抱えつつ、銀行の金利では心もとないとのこと。まず株式投資や投資信託、NISAについて、そして懸念事項である、国民年金保険料の学生時代の猶予分について解説させていただき、最後に斎藤さんが投資を始めるならば具体的にどうするのがおすすめかについてお伝えします。