株式投資と投資信託、それぞれの特徴を解説

株式投資とは?

預貯金だけでは不安で、株式投資に関心があるということですね。株式投資とは、その名のとおり、株式会社の株式を対象とした投資です。株価は当該企業の業績や経済情勢により、日々値段が上がったり、下がったりします。株を買った当初より株価が上がりそれを売却すれば、利益が出ます。逆に下落後に売却すると損益が決まる仕組みです。

株を保有し続けると、投資した会社の業績次第では配当金が受けられる場合があります。また、株主優待制度を設けている企業もあり、当該企業の商品やサービスが受けられることもあります。

このような特徴を持っていますが、元本が割れることなくわずかとは言え利息分が増えていく預金と異なり、株式投資は元本が確保されていませんので、損失が発生する可能性もあるということを肝に銘じておく必要があります。また、どの銘柄を購入するかも相応に勉強をする必要もあります。

つまり預貯金より「ハイリスク・ハイリターン」です。株価が上がれば売却益も大きいですが、損も同じくらい大きいということです 。また、値動きも基本的に日々ウォッチする必要があるでしょう。

売却や配当金での利益については、20.315%の税金がかかり、他に、売買に当たっては手数料が発生しますので実際の売買をする前に確認しておきたいところです。

投資信託とは?

一方、投資信託は投資家から集めた資金を、運用のプロが複数の株式・債券などに運用し、運用成果について、投資額に応じて分配を受ける金融商品です。1つの商品(ファンド)で、複数の株式・債券等に分散して投資するという特徴を持っています。1社の株式に投資すると、当該企業が業績悪化や倒産があった際に、大きな損失となりますが、複数に分散投資することでリスクを下げることになります。また、特定の企業の研究は必要なく、運用にプロにお任せできるという手軽さも魅力です。

投資信託は、国内外の株式、債券、不動産(REIT)など、投資先の種類は様々です。口数が取引の単位で、1口当たりの投資信託の値段のことを基準価額と言います。100円から購入できるなど、まとまった資金がなくても少額で投資することもできます。基準価額が高くなって売却すれば利益となり、また分配金を受けられるファンドもあります。ただし、利益が出た分にはやはり20.315%の税金がかかります。基準価額は運用成績次第で日々変動します。また、預金と異なり元本保証はされていませんし、こちらも売買やあるいは保有している間の信託報酬など、手数料がかかりますので、購入前には確認しておきたいところです。