投資を継続するコツは、上手に“楽しみ”を用意すること

さて、こうして晴れて投資への第一歩踏み出せたら、根気よく続けることも大切です。継続させるコツも伺いました。

「やはり脳は“楽しみ”があると喜ぶので、上手に楽しみを用意することです。例えば、『今は評価額がマイナスだけど、上がる局面がくるのを楽しみにしよう』といったように、値動きにハラハラするのではなく、観察するくらいの気持ちで向き合ってみてはどうでしょう。それがワクワク感につながり、脳トレにもなるのです。あるいは、信頼できる人への相談をルーチン化することで、『●●さんに話を聞いてもらえるのなら』と、その人に定期的に会えること自体を楽しみにするというのもいいですね」(加藤先生)。

特に投資信託の場合は、日々の値動きをそれほど気にする必要はありませんが、それでも定期的にウォッチすることで、不安ではなくワクワクをしっかり感じるのがポイント。また、金融機関の担当者やFP(ファイナンシャルプランナー)、あるいは“資産運用トーク”で盛り上がれる仲間など、お金のことをざっくばらんに楽しく話せる相手を見つけるのが、投資を続けるコツのようです。

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投資というと、怖いもの、自分とは縁がない特別なものというイメージを持っていた方もいるかもしれません。でも、脳を鍛えることにもなると分かれば、かなり印象が変わってきませんか。

「怖い」という抵抗感は、自然なこと。むしろそんな脳の特性を理解して、理にかなったリサーチや体験をすることが、投資の入り口に立つための“脳科学的に正しい”行動と言えるでしょう。そうした経験の1つ1つが、あなたの人生を昨日よりちょっと豊かなものにしてくれるのではないでしょうか。