「月30万はありがたい金額」夫に対して芽生えた感謝の気持ち
理佐さんは「3000万円の株の半分をもらっても足りませんね」と言いつつ「そう考えると、今もらっている月30万円って、実はありがたい金額ですね。夫のおかげで私は生活できているという点は、感謝ですね」と話しました。
夫婦仲が悪くなると互いの嫌な部分ばかりに目がいき、感謝の気持ちを忘れがちです。しかし、自分だけの収入では現在の生活レベルが保てないことを知ると、夫へ感謝の気持ちを口にする人は少なくありません。この気持ちは、揉めないためにも非常に重要です。
しかし、理佐さんはこう続けました。
「でも、だからといって、これからもモラハラと浮気を我慢し続けるのはしんどいです」
経済的自立に向けて今すぐやるべき2つの対策
そこで、理佐さんと今後すべきことについて、確認しました。「離婚後の生活を考えるなら、財産分与の情報は大切です。でも、その前に理佐さん自身が経済的に自立できる状態を整えることのほうがもっと大切です。財産は使えばなくなりますが、自立できれば、元気なうちは自分自身の生活をずっと支え続けられます」と伝えると、理佐さんは深くうなずきました。
すべきことは主に2つです。1つ目は、自分の稼ぎだけで生活できる水準の年収を稼げるよう正社員登用を目指し、できるだけ長く働き続けること。これは目先の収入だけでなく、将来の年金額にも直結する土台づくりです。財産分与や養育費は、あくまでこの土台の上に積み重なるものであり、土台が確立していないと、それらに頼りきりの生活になりかねません。
2つ目は財産分与の対象になりうる財産を把握することです。理佐さんはまだ、どの銀行や証券会社に口座があるのかさえ正確には把握できていない状態です。まずはそこから調べ始めることが、財産分与の見込み額を知る第一歩になります。並行して養育費や教育費、自宅の取得については、具体的な金額を見積もる必要があります。
「モラハラも浮気もずっと我慢するだけでしたが、今日、現実的に自分がやるべきことの見通しを立てることができました。まずは、働き方から頑張りたいと思います」と最後は力強く自分の気持ちを語ってくれました。
※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。
