原口絵里子さん(仮名)はアラフィフのおひとりさま。会社員として忙しい日々を送る中で、ダンスやミュージカル俳優の推し活などプライベートも充実させています。実年齢は52歳だそうですが、小柄で若々しいことから45歳くらいに見られることが多いとか。そんな原口さん、最近は同世代のおひとりさま仲間との飲み会や旅行に参加することが増えています。

きっかけは、実のお姉様からの「私の娘を利用するのは止めて」という衝撃の発言でした。お姉様には3人のお子さんがいて、絵里子さんは末っ子の沙羅さんを特にかわいがってきました。「それが姉には面白くなかったんだと思います。一方で、姉は私が、自分の介護や死後の後始末などを沙羅に頼みたいという下心を持っているんじゃないかと疑ってもいたんですよね」。原口さんにそんなつもりは全くなかったのですが、そのように勘繰られてしまうおひとりさまの身分に不安を覚え、仲間同士で助け合う生き方を模索するようになったのです。

とはいえ、普段は物静かで常識人のお姉様から浴びせられた言葉の刃には深く傷ついたと言います。結構深刻だったという原口さんの姉妹間のトラブルについて、詳しい経緯を聞きました。

〈原口絵里子さんプロフィール〉

東京都在住
52歳
女性
会社員
都内の自宅マンションに1人暮らし
金融資産1500万円(NISAを除く)

姉からかかってきた1本の電話

「話があるんだけど、今週か来週の週末、家に来られない?」

自宅から1時間ほどの都下に住む姉から深刻そうな電話をもらったのは、年明けのことでした。7歳上の姉は普段から口数が多い方ではありませんが、電話の声はいつになく重苦しく感じられました。

「どうしたの、何かあった?」と尋ねると、「いいから。家に来た時に話すから」と言って電話を切られました。