投資信託を選ぶ際、各販売会社が自社のサイトで公開している「売れ筋ランキング」を確認する個人投資家は多い。そのランキングを定点観測して、トレンドを追う連載。今回は、三菱UFJ銀行。

三菱UFJ銀行の販売額(1カ月)ランキングで2026年6月のトップは前月第2位だった「eMAXIS 日経225インデックス」になった。前月トップの「MUFGウェルス・インサイト・ファンド(標準型)」は第2位に後退。第3位は前月第4位だった「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」が上がり、前月第3位だった「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(愛称:オルカン)は第4位に下がった。そして、第5位には前月は第9位だった「eMAXIS 日経半導体株インデックス」がジャンプアップしている。「三菱UFJインデックス225オープン」も前月の第8位から第7位にランクアップするなど、国内株インデックスファンドの人気が一段と盛り上がっている。

※三菱UFJ銀行のサイト内の投資信託検索サイト、「ファンドランキングから探す」の「販売額:1カ月」に基づき編集部作成。期間は2026年6月。
https://fs.bk.mufg.jp/webasp/mufg/fund/ranking/hanbaigaku_1m.html

中長期のパフォーマンスでも「日経225」

三菱UFJ銀行の6月の販売額(1カ月)ランキングでは、5月に続いて日本の「日経平均株価」連動型株式インデックスファンドに人気が集まり、一段とランクを上げた。トップに立った「eMAXIS 日経225インデックス」(設定は三菱UFJアセットマネジメント)は、6月の月間リターンが5.65%であり、「オルカン」(設定は三菱UFJアセット)の0.74%や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の0.31%を大幅に上回るパフォーマンスを残しており、これが「日経平均株価」連動型のインデックスファンドの人気を押し上げていると考えられる。

この2年~3年の「日経平均株価」の上昇率は大きく、従来の「パフォーマンスで選ぶならS&P500」という印象を覆しつつある。たとえば、2026年6月末時点のパフォーマンスを比較すると、「eMAXIS 日経225インデックス」は過去1年で75.23%、3年で119.85%、5年で161.77%という成績だった。これは、「オルカン」の1年で38.24%、3年で93.22%、5年で145.94%を大幅に上回り、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の1年で36.50%、3年で95.90%、5年で170.00%のうち3年まででしのぎ、5年の成績でも接近している。今後、「S&P500」が横ばいとなり、「日経平均株価」が上伸すると5年での成績も上回る可能性がある。「日経平均株価」連動型のインデックスファンドは最大のファンドで約5140億円で、残高が13兆円を超える「オルカン」や約12.6兆円の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に遠く及ばないものの、この評価の格差も見直されるのではないだろうか。