娘3人の“争族”を避けるアドバイスに大感謝
それ以上に由良さんに感謝しているのが、延べ棒のことです。
延べ棒については“争族”を経験した妻から、「2本だと娘3人で分けられないじゃない。あの子たちに将来無駄な争いをさせないように、あなたの目が黒いうちにしっかり現金化しておいてね」と言われていて、早期の現金化を考えていました。
一方で、生家を探し回っても購入証明書が見つからず、このままだと売却した時に5%ルール(購入額が分からない場合は、売却益の5%を購入額と見なすルール)が適用されてしまうと焦っていたのです。
そんな私に対し、由良さんの対応は極めて冷静でした。生家まで足を運んでくれた時に延べ棒の実物を見た由良さんは、こう言ったのです。
「佐藤さん、大丈夫です。ほら、ここにシリアルナンバーがあるでしょう? これで製造日が分かりますから、そこからおおよその購入日を判断して当時の金価格で申告できると思いますよ」
そんな裏技があるとは、まさに目からウロコでした。それだけでなく、由良さんは2つの理由から、相続後も延べ棒をすぐに現金化しない方がいいとアドバイスしてくれたのです。
1つは、金価格はこれからも上昇する可能性が高く、そのまま持っていれば貯蓄代わりになること。もう1つは、金を売った際の譲渡所得は総合課税で、私の場合は給与所得と合算して課税されるため、今売ると税率が高くなってしまうこと。役職定年の後や定年後に金の市場動向を見ながら売却した方が税金の負担が少なくて済むということでした。
由良さんの助言で、私は延べ棒を当面持っておくことにしました。そして2年経った今、金価格は2倍以上になり、延べ棒の価値はゆうに4500万円を超えています。あのアドバイスがなかったら、絶対に慌てて手放していたと思います。
母も生家での一人暮らしが困難になり、今年の冬に足を痛めたのを機に老人ホームに入居することになりました。父の残したお金があったので地元の優良医療法人が経営するホームに入ることができ、私もひと安心しました。
今になって2年前を振り返ると、由良さんには未来を見通す特別な能力があったのかと思えるくらい、由良さんの提案がことごとく奏功しています。
本当に、由良さんには感謝しかありません。今後も私たち夫婦の相続まで末永くお付き合いいただきたいと思っています。
※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。
