「オルカン」「NASDAQ100」などインデックスファンドに影響

一方、世界第5位の市場規模という規模の大きさから、各種の株式インデックスで「スペースX」が指数構成銘柄に採用される動きが出てくる。今回のIPOで大きな話題になったのが、NASDAQが「スペースX」のような超大型企業の上場において指数への組み入れを迅速に行う「fast entry」の新ルールを導入したことだ。このルールによって「スペースX」は上場後15日後には「NASDAQ100」などの主要株価指数に採用されることになる。

「NASDAQ100」を対象としたインデックスファンド「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド<購入・換金手数料なし>」(ニッセイアセット)、「インデックスファンド NASDAQ100(アメリカ株式)」(アモーヴァ・アセットマネジメント)、「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」(大和アセット)などには、自動的に「スペースX」が組み込まれることになる。同時に、「レバナス」の通称で知られる「iFreeレバレッジNASDAQ100」(大和アセット)も対象だ。

上場5日後に指数に組み入れられるのが、「CRSP USトータル・マーケットインデックス」で知られる「CRSP指数」だ。この関連では純資産総額が2.5兆円を超える「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(楽天投信投資顧問)、また、「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」(SBIアセットマネジメント)などがある。また、「FTSE Russell指数」も5日後採用で、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「My SMT ラッセル1000米国株式インデックス」、「My SMT ラッセル3000全米株式インデックス」などが影響を受ける。

さらに、多くの投資家に影響が及ぶのが「MSCI指数」への採用だ。同指数が2007年に導入した「early inclusion」のルールによって大型企業は上場10日後に指数に採用されることになっている。このルールの適用によって6月25日に指数に組み入れられる予定だ。純資産残高が12.6兆円超えの「オルカン」(三菱UFJアセット)をはじめとした「全世界株式(オール・カントリー)」が連動する「MSCI ACWI」や、日本を除く先進国株式の「MSCI KOKUSAI」などに「スペースX」が組み込まれ、これらに連動するインデックスファンドに広く影響を与えることになる。

このような代表的なインデックスではないが、「メガ10」の愛称で知られる「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド<購入・換金手数料なし>」(ニッセイアセット)が連動する「Solactive US Growth Mega 10 Selectインデックス」でも「スペースX」は組み入れ対象であるため、速やかな組み入れが行われると考えられる。