魅力高い「パワー」の一方、こんな注意点も

一方で、購入前に知っておきたい留意点は次の通りだ。

•  電力・エネルギー関連という特定テーマへの集中投資のため、投資対象セクターの市況変動の影響を受けやすく、基準価額が大きく変動する可能性がある。
•  為替ヘッジなしコースは外貨建て資産に為替ヘッジを行わないため、円高局面では基準価額が下押しされるリスクがある。
•  コスト負担は信託報酬が年率1.793%(税込)と、インデックスファンドと比較して高い水準にある。購入時には申込手数料3.3%(税込)を上限として別途販売会社が定める手数料がかかる。
•  設定から約1年半のパフォーマンスしか参照できないため、長期にわたる運用実績データが蓄積されていない点には留意が必要

続いて商品のパフォーマンスを紹介する。

<為替ヘッジあり>
 ・6カ月 +23.64%    
・1年     +55.42%

<為替ヘッジなし>
・6カ月 +28.08%
・1年  +78.85%
(2026年5月末)

ここまでの情報を踏まえ、投資の向き・不向きは以下の要素を参考にすると良いだろう。

<向いている人>
•  AIデータセンター需要や脱炭素化など、電力需要の構造的拡大の長期にわたる成長に投資したい人
•  ベンチマークを持たないアクティブ運用への理解があり、基準価額の短期的な振れ幅を受け入れられる人
•  NISAの成長投資枠を活用し、中長期での資産成長を狙いたい人

<向いていない人>
•  特定テーマへの集中リスクを避けたい人
•  低コストにこだわり、インデックスファンドのみで資産形成をしたい人
•  設定1年超という短い実績期間では判断が困難と考える、長期の運用トラックレコードを重視するタイプの人

今回は「ニュートン・パワー・イノベーション・ファンド」の特徴をひも解いた。投資信託に万人にとっての正解はなく、その選定基準も人それぞれだ。本連載では今後も各商品を深掘りし、個人投資家が自分の大切な資産を託せる"推し"を見つけるヒントをお届けしていく。

執筆/フィナシー投資信託取材チーム

※記事内の数字は注記がない場合は6月18日現在(出所:三井住友DSアセットマネジメント株式会社公式サイト、騰落率は資産運用業協会データ)