お金を湯水のように消費…“花男婚”から一転、離婚を選択した理由
美容師の私は22歳の時に勤務先のサロンで出会った8歳上の男性と結婚しました。相手は会社経営者で、美容師仲間からは当時放映されていたドラマから“花男婚”と冷やかされました。昔風に言うなら玉の輿です。翌年には23歳で息子の晴を出産しました。
しかし、“シンママあるある”で、幸せな結婚生活は長くは続きませんでした。貧しい家庭に育った私はお金を湯水のように消費する夫の経済感覚についていけず、また、誰かれなく女性に手を出すだらしなさにも嫌気がさして、晴が4歳の誕生日を迎える直前に離婚し、家を出たのでした。
夫の暮らしぶりは派手でしたが、入ってくるお金はすぐに出て行くような生活で、むしろコロナもあって会社の資金繰りに追われていたくらいでしたから、財産分与はおろか、慰謝料さえもらえませんでした。
地方で祖父母の介護をする両親には頼れませんが、少しばかりの貯蓄と手に職があったので、アパートを借りて再就職先を見つけることができました。ただ、公立の保育園は応募を受け付けていなかったため、割高な託児所を利用しながら時間を絞って働かざるを得ず、息子と2人の生活費を稼ぐのが精一杯でした。
新しい勤務先は前のサロンと違って庶民的な美容室で、お客さんの中には私と同年代のシンママも何人かいました。そうした先輩シンママが児童扶養手当や家賃補助などの情報を教えてくれたおかげで、行政の支援も受けられ、カツカツですが何とか暮らしていけています。病弱でよく熱を出していた晴も昨年からは小学校に通うようになり、すっかり元気になりました。
