今期は減益計画 来期は新『ポケモン』と機械化効果で再成長へ
業績が急拡大したホシデンですが、今期(27年3月期)は一転して減速する見通しです。主力のアミューズメント向け売上高が前期比5.9%減の予想となっており、全体でも減収減益を見込みます。
任天堂は、今期のスイッチ2の販売台数を前期比336万台減の1650万台と予想しており、ホシデンも主要顧客に足並みをそろえた格好です。1株あたり配当金も、77円と前期比21円の減配を予想します。
【ホシデンの業績予想(27年3月期)】
・売上高:4360億円(-2.7%)
・営業利益:180億円(-6.4%)
・純利益:125億円(-22.9%)
※()は前期比
※26年3月期時点における同社の予想
出所:ホシデン 決算短信
なお、任天堂の販売計画は保守的である可能性があります。スイッチ2は26年3月期に1986万台を販売しましたが、期首では1500万台の予想でした。ホシデンも期首で前期比4.2%の営業減益を見込んでいたものの、先述のとおり着地は同41.7%増と大幅に上振れています。
当面の関心は価格改定後の販売推移でしょう。スイッチ2は国内向けを5月に値上げしており、米国やカナダおよび欧州でも9月から実施する計画であることから、今上期は駆け込み需要が期待されます。
一方、下期からは停滞も懸念されますが、足元では『ぽこ あ ポケモン』や『トモダチコレクション わくわく生活』といった人気ソフトがスイッチ2の販売をけん引している状況です。スイッチ2は発売からまだ2年目であり、人気ソフトによる需要の掘り起こしは期待しやすいといえます。
来期(28年3月期)以降は、27年に『ポケットモンスター』の新作がスイッチ2専用ソフトとして発売される予定であるほか、ホシデンは主にアミューズメント向け工場で機械化を進めており、来期以降に効果の発現を見込みます。今期は減速しても、来期以降は再び成長が期待されます。
