2025年にある調査機関が18~69歳の男女2万5000人を対象に直近1カ月の支払い方法についてアンケートを実施したところ、一番多いのは「現金」で77%でした。近年はキャッシュレス決済の利用が加速していますが、それでも日本では依然、現金決済が主流のようです。令和に入って交通機関や店舗でもキャッシュレス対応が大きく進みましたが、キャッシュオンリーのところも結構残っています。

そんな中で、“完全キャッシュレス派”の友人と旅行し、大変な目に遭ったというのが千葉県在住の戸部和子さん(仮名)です。式年遷宮というビッグイベントを控えた伊勢神宮を訪れる楽しいはずの旅行が、身勝手な友人のせいで「不愉快極まりない思い出」に暗転したという戸部さんに、事の経緯を話してもらいました。

〈戸部和子さんプロフィール〉

千葉県在住
52歳
女性
パート
夫、大学生の娘と3人家族
金融資産850万円

再会した同級生3人を待ち受ける暗雲

先月、高校時代の友人と3人でお伊勢参りに行きました。

奈々子と若葉とは、高校3年間を通してのクラスメイト。奈々子は名家のお嬢様で、地元で歯科医と結婚して2児の母です。専業主婦ですが、時々、お姉さんが開いている料理教室を手伝っていると聞きました。

若葉はフリーランスで翻訳の仕事をしていて、都内でIT企業に勤務する旦那さんと2人暮らし。子どもがいないこともあり、しょっちゅう夫婦で食事や旅行に出かけているようです。

2人とは高校生の頃はよくつるんでいましたが、卒業後は進路が分かれ、家庭を持った後も住んでいる地域がバラバラだったので、ほとんど交流がありませんでした。それが、子育てが一段落した頃に高校の同窓会で再会し、その後、何度かランチをしたり、コンサートに出かけたりするうちに、「今度、一緒に旅行に行こうよ!」という話になりました。