暗号資産ETFが出てくるのだろうが…

一方で日証協は日本企業の魅力を海外投資家にアピールする活動についても本格化させる構えです。2026年2月11日には英国・ロンドンで、現地の機関投資家や金融関係者に日本経済の状況などを紹介する日本証券サミットを開催予定。ゲストスピーチについては「調整中」としていますが、過去には岸田文雄元首相がロンドンでの講演で「インベスト・イン・キシダ」と発言し話題となったことから、今回も参加する要人やその発言が注目されることになりそうです。

金融庁は暗号資産の法規制について、資金決済法から金融商品取引法に移行する準備を進めています。証券ビジネスへの影響を聞かれた日比野会長は「証券に来るはずの資金が暗号資産に入るか、私も暗号資産に触れたことがないので分からないが、そこまででもないのかなと」と説明。「各国において、特に米国で特段、株式市場に悪い影響が出たという状況もなさそうなので、そこまで心配はしていない。そこまで証券業への影響はないかと現状、思っているがETFとかいろいろ出てくると……出てくるのだろうが……多分、見ていかなければいけないということにはなる」と述べました。