AI関連は勝ち組と負け組の選別ステージに

――2026年の株式市場の見通しについて、注目すべき投資テーマや投資妙味のあるセクターは?

今年の株式市場については、基本的には上昇基調を保つと予想している。ただし、昨年が年間で26%も上昇したことと比べると、今年の上昇率は6~8%程度と、巡行速度に戻るイメージだ。相場を力強く牽引してきたAIだが、その勢いはスローダウンすると見ている。これまではAI関連というだけで株価が上がるような側面があったが、最近では「巨額投資を本当に回収できるのか」といった、より冷静で懐疑的な見方が市場に広がっている。すでにAI関連銘柄は勝ち組と負け組が選別されるステージに入っている。そのため今年はAI関連が相場全体を力強く引っ張っていく展開にはならないのではないか。

企業業績について現在、市場では12〜13%の増益が予想されているが、この数字はすでに株価に織り込み済みだ。ただし企業業績は市場予想を上振れする可能性が高いと見ている。アメリカ経済が腰折れしないという条件付きにはなるが、15%超の増益、場合によっては20%近い増益もあり得ると見ており、その上振した分は株価上昇として期待してよいのではないか。